E531系

　製造初年2005年。
　常磐線中距離電車に使われていた403系や415系は車齢が30年を越えるものもあり老朽取り替えの時期が来ていた。また、2005年8月に常磐線と競合関係となる、つくばエクスプレス(TX)が開業予定であった。このためE231系に交直切換機能を付加した形のE531系が製造された。4扉ステンレス車でIGBT素子のVVVF制御を用い、主電動機定格出力は140kW、最高速度は130km/hとなる。
　基本編成は10両、付属編成は5両となり、付属編成同士の連結も可能である。また編成内のセミクロスシートが比較的多いのも特徴で、基本編成に4両、付属編成に3両の計7両がセミクロスシートとなっている。
　2005年7月のダイヤ改正から常磐線上野口で営業運転が開始され、将来的には水戸線でも使用が予定されている。