製造初年1996年
山陽新幹線は、福岡空港が都心部から近くて便利なため、距離の割には新大阪〜博多間のシェアが低く、シェア挽回のためにはのぞみの一層のスピードアップが求められた。試作車WIN350の試験結果に基づいて、300km/h以上の営業運転を目標に作られたのが500系である。
アルミ車体のVVVFインバータ車で主電動機は285kW、全電動車方式となっている。スピードアップしても騒音やトンネル微気圧波などが今まで以上に悪化しないよう環境対策が行われており、車体断面の縮小、先頭部の超ロングノーズ化(15m)、翼型パンタの採用、車体表面の平滑化などが挙げられる。
車内設備は300系に準じているが、定員確保のため先頭車の前位寄りの客用扉は省略されている。
9編成製造され、JR西日本持ちののぞみに運用され、山陽新幹線では国内最速の300km/hで営業運転を行っている。
編成
| ←博多 | T | T | 東京→ | ||||||||||||
| 521 Mc | 526 M1 | 527 Mp | 528 M2 | 525 M' | 526 M1 | 527-400 Mpk | 518 M2s | 515 Ms | 516 M1s | 527-700 Mpkh | 528-700 M2 | 525 M' | 526 M1 | 527 Mp | 522 M2c |
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